雑記

「エモい」ってどういう意味?どんな人がどんな時に使うの??

エモい」という言葉、ここ数年でよく聞くようになりました。

最初はよくわからなかった私も、いつの間にか使うようになっていたようで、先日あるクラシック音楽を聴いている時に「エモいな〜」という言葉が思わず心に浮かびました。自分で使ったことに驚くと同時に「エモいって何だ?」と思ってしまいました笑。

今回は、何となく使うようになってきたわかるようでよくわからないこの言葉を調べてみたいと思います。

「エモい」とは?

調べてみると、Wikipediaに次のように書かれていました。

英語の「emotional」を由来とした、「感情が動かされた状態」「感情が高まって強く訴えかける心の動き」などを意味する日本のスラング(俗語)および若者言葉である。

感情が揺さぶられたときや、気持ちをストレートに表現できないとき、「哀愁を帯びた様」「趣がある」「グッとくる」などに用いられる。

                              Wikipediaより

語源は?

語源となっている「emotional」を調べると、「感情に訴える」「感動的な」「感情の」などが意味として辞書に書かれていました。

この言葉、元々は「Emo(イーモウ)」という音楽のジャンルからきているそうです。このEmoは、メロディアスで哀愁的な音楽性と切ない心情を吐露する歌詞が特徴的なロックミュージックを指しており、音楽シーンでは1980年代から使われていました。

ここから派生して、激情的・感動的な音楽を「エモい」と表現するようになったようです。

どんな人が使ってる?

若者言葉になったきっかけは?

「エモい」という言葉は、若者言葉として2007年頃から存在したそうですが、今のように使われるようになったきっかけとしては三省堂の「今年の新語 2016」で2位にランクインしたことがあげられるようです。

2007年といえば、私もまだ若者といえる年齢だったわけですが笑、その頃には全く知らない言葉でした。

そんな「エモい」。今では立派な「若者言葉」になっていますが、どの世代の人がどのくらい使用しているのでしょうか。調べていくと、CanCamの面白い調査結果を発見しました。

年代別の調査結果

こちらは、今年(2020年)16~39歳の女性125名を対象に行われた調査の結果です。

「エモい」という言葉、使いますか?

わりと使う 2%
たまに使う 10%
使わないけれど、聞いたことはある 51%
聞いたこともない 37%

結果、実際に使っているのは約1割で「聞いたこともない」と回答した人が4割もいるようでした。インターネット上では比較的聞く言葉のように思いましたが、実際はそうでもないようです。

また、「使う」組の平均年齢は25.1歳、「使わないけれど、聞いたことはある」組は26.6歳、「聞いたこともない」組は29.7歳。このことから、年齢が上がるにつれ「わからない」派が増えていると言えそうです。

また、エモいをどういう意味だと思っているかについての調査結果もありました。こちらの調査によると「使わないけれど、聞いたことはある」組の半数は、意味も大方理解していたようですが、残りの半分は「エロい+キモい」など全く違った意味に捉えていました。

「聞いたこともない」組でも、「エロい+キモい」と考えた人や、さらには「セサミストリートのエルモみたいに、顔が赤いとき?」などと全く違う意味を想像している人も複数いるようでした。

・・・とすると、自分では上手く使ったつもりが相手に意図することが伝わっていない可能性もありますね。不用意に使うのは誤解を招く危険性もありそうです。

「エモい」が感性や語彙力を低下させる?

また、「エモい」を調べていく中で、安易に多用することによって感性や語彙力の低下を招くことを危惧する意見も見つけました。

日本には感情を表す言葉が140種類以上あり、これは国際的にみても多い方らしいです。けれど、「エモい」で言葉の微妙なニュアンスを考えなくとも「何となく伝えられる」と錯覚してしまうと、言葉を考えることが減ってしまうのではないかと思います。

私自身、先日音楽を聴いていて思わず「エモい」が浮かんでしまったのですが、その時の自分を思い返すと「言葉にできないけど、感情が昂って何とも言えない」というような気持ちだったと思います。

それを言葉で表現するのはとても難しいこと。なのに「エモい」を使うと、一語で全部表現できた気になってしまいました。でもそれって怖いことなのかもしれないなと思うようになりました。

言葉にしにくい感情全てを包み込んで表現できる一見便利な言葉「エモい」。自分の思いを表現してくれているようですが、その本質は「わかるようでわからない」言葉でもあります。

・・・とすると、安易に使わないようにした方がいいのかもしれません。

まとめ

「エモい」は感情が動かされ、言葉にできない思いを簡単に一言にしてしまえる便利な現代語です。けれど、日本語特有の微妙なニュアンスすらも呑み込んでしまう危険性のある言葉でもあるようです。

なお、私が「エモい」と思わず浮かんでしまったのは「無言歌(アザラシヴィリ作曲)」です。今聴いてもやっぱり「エモい」。思わず出てしまいましたが、「エモい」に頼らず言葉にできるようにしていきたいと思います。

「エモい」は置いておいて、アザラシヴィリの「無言歌」は美しいメロディとチェロの音色が胸にくる作品です。コロナで暗い話題が増えてから、私はクラシックを聴きたくなる回数が増えました。ぜひ聴いてみてください。