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知っておきたいFP3級①〜人生の資金計画に役立つ6つの係数〜

お金をただ漠然と貯金する生活から考えて使う生活に変える中で、必要だなと思ったお金の知識。基本的なことを知るために始めた「FP3級」は、もっと前から知っておきたかったと思う知識でいっぱいでした。

ここでは私が「知って良かった」「もっと前に知っておきたかった」と思ったことを、わかりやすく紹介していきたいと思います。

資金計画に役立つ6つの係数

「年利○%で運用すると何年後には〇〇円になる」や「年利○%で何年間積み立てると〇〇円になる」・・・・

資金運用をしようとすると、このような言葉を聞くことがありますよね。私も資金運用を考えるようになってから、幾度も耳にしてきました。

でも、計算方法がよくわかっていなかったので「へぇ〜」と思っても、実際の自分の資金計画に置き換えて考えることができなかった私。

FP3級の勉強で最近理解し、もっと前から知っておきたかったなぁと思いました。知っておいて損のない非常に便利な係数です。

使い方は簡単。係数にはそれぞれ「係数表」があるので、係数表を用いて金額などの条件をあてはめるだけで知りたい金額がわかります。

では、それぞれの係数を具体的に見ていきましょう。

終価係数

現在の金額を複利で運用した場合の、一定期間後の金額を求める場合に用いる係数のこと。

資産運用の方法には複利運用と単利運用があり、複利運用というのは「利益や利息が生じるごとにそれらを元本に組み込み、運用に回して資金を増やしていく方法」です。

例えば、銀行預金で当初の預金額が100万円あったとすると・・・。これに対して1万円の利息が生じたらこの利息を元本に組み入れて預金を続けるのが複利運用。

この場合、次回の利息は預金額101万円に対して発生することになるよ。

例えば次のような金額を計算することができます。

100万円を年利2%で運用した場合の5年後の金額はいくらか?

2%と5年に該当するのは「1.104」なので、1,000,000円×1.104=1,104000円

つまり、2%で複利運用することができれば100万円は5年後には1,104,000円になるということがわかります。

年利2%って結構大きいですよね。これを使えば、自分の元手をどのように増やせるか簡単に計算することができるようになります。

現価係数

一定期間後に一定金額に達するために必要な元本を求める場合に用いる係数のこと。

これは「終値係数」の逆。目標金額が定まっているときに、元本がいくらあればその金額に達することができるかを計算することができるものです。

例えば、次のような金額を求めることができます。

年利2%で5年後に100万円を用意するためには、元本がいくら必要か?

2%と5年に該当するのは「0.9057」なので、1,000,000円×0,9057=905,700円

つまり、2%で複利運用して5年後に100万円用意したいなら、今905,700円あればいいということがわかるのです。

これを使えば、目標を明確にして計画的な資金運用がスタートできますし、必要資金に余裕があれば消費にまわすこともできるようになりますね。

年金終価係数

毎年一定金額を積み立てた場合の、一定期間後の元利合計を求める場合に必要な係数のこと。

「終値係数」や「原価係数」は元本を元にそれを運用しましたが、こちらの係数を使うと一定額を毎年積み立てた時の数年後の到達金額を計算することができます。

例えば、次のような金額を求められます。

年利2%で毎年20万円を5年間積み立てた場合の、5年後の金額はいくらか?

2%と5年後に該当するのは「5.204」なので、200,000円×5.204=1,040,800円

ただ20万円ずつ貯金しても100万円にしかなりませんが、積み立て運用することで、2%なら40,800円利益が出ることがわかります。

これを知っておくと、計画的な積み立てができますね。

減債基金係数

一定期間後に一定金額を用意するための、毎年の積み立て額を計算するための係数のこと。

こちらは「年金終値係数」の逆で、目標額を設定して毎年いくらずつ積立てればよいのかを求める際に使う係数です。

例えば、次のような金額を計算することができます。

年利2%で5年後に100万円を用意するためには、毎年いくら積み立てる必要があるか?

2%と5年に該当するのは「0.1922」なので、1,000,000円×0.1922=192,200円

普通に貯金するなら毎年20万円ずつ必要ですが、2%で運用できるなら1年あたり192,200円ずつ積み立てれば良いということがわかります。

資本回収係数

現在の一定金額を一定期間で取り崩した場合の、毎年の受取額を計算するための係数のこと。

このように書くとわかりにくいですが、例えば現在の資金(退職金や預貯金等)を一定の利率で複利運用しながら老後資金として取り崩していく場合の年金額を求める時に使える係数です。

次のような金額を計算することができます。

100万円を年利2%で運用しながら5年間で取り崩した場合の毎年の受取額はいくらか?

2%と5年に該当するのは「0.21216」なので、1,000,000円×0.21216=212,160円

つまり、運用せずに取り崩すと20万円ずつですが、2%で運用すれば年12,160円ずつ多く受け取ることができるということがわかります。

老後資金のほか、住宅ローンなどの借入総額から毎年の返済額を求めたりする場合にも活用できますね。

年金原価係数

将来の一定期間にわたって一定額を受け取るために必要な元本を計算するための係数のこと。

これは「資本回収係数」の逆のもの。将来の必要額がわかっている場合に、現時点で運用の元手となる資金がいくら必要かを求める際に使う係数です。

例えば、次のような金額を求めることができます。

5年間にわたって20万円ずつ受け取る場合、年利が2%のとき必要な元本はいくらか?

2%と5年に該当するのは「4.713」なので、200,000円×4.713=942,600円

つまり、年利2%で運用することができるなら元手は942,600円あれば毎年20万円ずつ受け取れるということがわかります。

これを使えば、老後の生活資金を検討する場合に、現在の手持ち資金の過不足額を知ることができますね。

ほかにも、ローンにおいて毎年の返済額と返済期間、借入利率から現時点でいくらまで借りられるかを知ることもできるよ。

FP3級は自分のライフプラン設計のために知っておいて損はない

今回はFP3級の勉強をする中で、私が知って良かった6つの係数についてご紹介しました。

FP3級というと資格のためと思う方も多いかもしれませんが、私が勉強してみて感じたのは、FP3級は決して資格をとるためだけのものではないということです。

資格はいらないという方でも、自分のお金を上手く使ってより良い人生を歩むために知っておいて損はない知識だと思います。

新たな発見がたくさんあって面白いので、興味を持たれた方は一度テキストを読んでみて下さい。

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